
上野界隈下町小説といったところでしょうか
いい家族小説です。
とんでもなくまずいスープを作った後サウナへ行くといって行方不明になる父親
フーテンの寅現代版みたいででたらめだけどとってもあったかというか風流
一日中コタツで酒を飲んでいる母親を中心にからめます
そしてメチャメチャダメな友達関係も非常にいい。こんな発想普通の育ちでは思いも付きません
どうしようもない家族だけれど人を貶めるとか傷つけるところが全くない
父親の友人開田さんは割ったせんべい<硬焼きの草加せんべい、入船堂千両タイプだと思う>で喧嘩相手に立ち向かったり家族同然に同居している女子高生マーほか
次々と登場するキャラクターの魅力もあって寝るのも忘れて読ませます
次も読みたい作家です
こんな家族そうそういませんがとても魅力的です
おすすめです
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