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100307湯の山 025

乃南 アサ著 ニサッタ ニサッタ 講談社

オール読物のミステリー短編はいくつか読んだのですが
長編社会モノは初めて

次の展開が気になり、寝られません。「歩く後ろ向き」のわたくし

共感します。主人公片貝耕平

512ページの長編最初から7割くらいまではオレが
こうなったのはなんとかかんとか

「後ろ向き」と「いいわけ」のオンパレード

ここまで生活に困窮したのはあいつのせいだ、世間が悪い

自分の生き方なのに気持ち良いくらいヒトゴトのオンパレード

物語の主人公は、24歳の片貝耕平。大学卒業後、就職した上場会社は上司が気に入らず

すぐ退社、再就職した会社が社長の夜逃げによって倒産。派遣会社に登録するも、

プライドが高く怠け癖があるため長続きしない。

あちこち派遣ですごすが、ある事情で消費者金融に手を出し窮地に追いまれます

彼が最終的にたどり着いた場所は、住みこみの新聞販売店

販売店が借金を肩代わりをしてくれその返済のためにストイックな生活を送るのですが

男だけの新聞販売店に沖縄出身の19歳の竹田杏菜(容姿はひどいという設定)

が加わることで、周囲に波風が立ち始める。

東京での転落人生に見切りをつけた耕平は、母親と祖母が暮らす知床実家に帰り

スーパーマーケットにアルバイトとして入ります。そこそこいいところまでいったのですが

飲酒運転で事故をおこしまた今までと同じ断崖絶壁に追い込まれます

突然、杏菜が女満別空港にいると訪ねてくる。自然な形で片貝家に溶けこんで話は進みます。




後半は前半に思いもしない展開です。

おばあちゃん、母親と耕平
くずれそうでくずれない家族、親とのきずな読ませます

ニサッタとはアイヌ語で希望のことだそうでばあちゃんと主人公との
病室での会話は出色です

現代の若者を等身大で描いた好著です

☆4つ半

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