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焼き秋刀魚

ここ一週間ずいぶんと明け方は涼しくなり真夏用の掛けふとんではちと寒いと感じます。

今年は秋刀魚を食べる機会が多くあります

魚場としては北海道沖、三陸沖、房総沖が有名ですね。

寿司屋のおやじの話では南下とともに脂がのり房総あたりでピークになるそうです

体脂肪率20%超がもっとも美味ということはうちのおくちゃまを秋刀魚に例えると

極トロ

考えただけで食が細ります

この季節は刺身に限ります

さんま刺身

尾鷲、紀州あたりに南下してくると脂が取れさっぱり系

なるほどさんま鮨、干物が尾鷲の秋の風物詩ですね

紀州出身の佐藤春夫 秋刀魚の歌

あわれ
秋かぜよ
情(こころ)あらば伝えてよ
男ありて
夕げに ひとり
さんまを食らひて
思ひにふける と。

さんま、さんま、
そが上に青き蜜柑の酸(す)をしたたらせて
さんまを食ふはその男がふる里のならひなり。
そのならひを あやしみなつかしみて 女は
いくたびか青き蜜柑をもぎ来て夕げにむかいけむ。
あわれ、人に棄てられんとする人妻と
妻にそむかれたる男と食卓にむかえば、
愛うすき父をもちし女の児は
小さき箸をあやしみなやみつつ
父ならぬ男にさんまの腸(わた)をくれむと言うにあらずや。

あわれ
秋かぜよ
汝(なれ)こそは見つらめ
世のつねならぬかのまどいを。
いかに
秋かぜよ
いとせめて証(あかし)せよ、
かのひとときのまどいゆめにあらず と。

あわれ
秋かぜよ
情(こころ)あらば伝えてよ、
夫に去られざりし妻と
父を失はざりし幼児(おさなご)とに
伝えてよ
男ありて
夕げに ひとり
さんまを食らひて
涙をながす と。

さんま、さんま、
さんま苦(にが)いかしょっぱいか。
そが上に熱き涙をしたたらせて
さんまを食ふはいずこの里のならひぞや。
あわれ
げにそは問はまほしくをかし。

谷崎潤一郎の嫁さんへの横恋慕の思いを秋風に託します。

谷崎と千代子の離婚成立後、三人連名の挨拶状を知人・マスコミに送り

細君譲渡事件としてセンセーショナルな反響を呼び起こしましたね。
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