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かけら 青山七恵

20091105本とマスク 009

優れた短編に贈られる川端康成文学賞を史上最年少で受賞した「かけら」

家族5人で参加する計画だった“さくらんぼ狩りバスツァー”に、父親と2人だけで参加することになった桐子を主人公として、年頃の娘とその父親の微妙な関係を絶妙に描き出した中篇。

「父が一人前の男として人の役に立っているのを見るのは、突然人間の言葉を話し出した犬猫を見ているよう」だという桐子の感想や

「いいよ。お父さんは実際、いないようなものだ」という父親の言葉がいい。

そんなセリフを一例として、年頃の娘とその父親の微妙な関係を映し出す筆遣いが、実に上手い。

娘が年頃になると父親を避けたり毛嫌いするとよく聞きますが、実際どうなのでしょう? 

我が娘にこれといってそんな風はなく、当家はひとまず安心



「欅の部屋」は、結婚による引越を目前に控えて、結婚相手の前に付き合っていた元恋人のことがしきりに思いだされる、という会社員を描いた中篇。

「山猫」は、新婚の杏子のマンションに、東京の大学を見学するため西表島から上京してきた従妹=栞が泊まるという、数日を描いたもの

三篇とも、微妙な関係の心理描写を実にうまく書いています。

是非お薦めしたい一冊です

1983年生まれの26歳、年端も行かない女史がこころの動きをようもまあ

こんなにうまく思い描かせるものだわ

一冊1200円はちと高い。

でもわたくし図書館で借りるので関係ないか
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