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新・雨月 上 船戸与一著

100510冷却 002

月刊「問題小説に連載したものプラス大幅加筆

顔で判断しておりました。あの顔で面白い訳ない

すみませんでした。この方一流です、特に筋立てと構成は抜群

三人の敵の視点から交互に状況を描いていくというやり方です

物部春介(及び、途中から彼と行動を共にする女・モモ)、奥垣右近、布袋の寅蔵。

わかりやすいキャラクター、義理と人情、浪花節もう泣けますよこの面々

歴史小説だから、当然歴史上の人物も多数登場します。


史実をベースにしているので当時を書いている参考資料をみながら
読み進めます。

よう調べてますよ、ホントニ 驚いちゃいます。感心しちゃいます

いままで上辺だけしか読んでなかったんだなあと反省しきり

西郷吉之助や板垣退助、木戸孝允、榎本釜次郎などは直接登場しないが

土方歳三、山県(山縣)狂介、その他多数登場。

河井継之助の描写もよい

どれも皆、クセのある人物ばかりで、幕末・維新期に活躍した

大物たちの不気味さをひしひしと感じる。

司馬遼太郎などとは一線を画します。船戸の文体惚れました

それにしても、戊辰戦争とは、ずいぶんひどい内戦だったのを知りました

徳川の殿さんの我が儘に会津の殿さん振り回されたのも知りましたし

殺戮と破壊、それも日本人同士で。認識不足でした。

会津藩が奥羽越列藩同盟に次々と裏切られ、孤立していくさまが痛々しい。

登場人物たちの会話も意図して現代風にしてあります

いかにも船戸与一風アレンジ、会津へ無性に行きたくなりますよ

まずは上巻読了

序章 奔馬駆け抜けて
第一章 慶応四年三月、その秘められし
第二章 慶応四年四月、その妖かしの
第三章 慶応四年閏四月、その乱れたる
第四章 慶応四年五月、その狂おしき
第五章 慶応四年六月、その遥かなる


巻末の参考文献が、いつもながらすごい

西木正明と同じ早稲田の探検部ですね
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