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本は同じペースでジャンル問わず読んでいるのですが
理由は分かりませんが今はブログに載せるのが面倒だったのでご無沙汰であります

白石一文の小説は、言葉遣いがうまい。やさしくもなくまたひねったような日本語も使わずとても上手い。
しかし、その文章の構成はいつもの如くひねってあります。
今回の『砂の上のあなた』
主人公の名前が美砂子、題名に砂とあるので鳥取が出てくるかなと思ったら案の定
最後の落ちは鳥取砂丘がらみでした
読む進むわたくし主人公の女になった気分で読み進みます
読者が既婚独身子どもがいるいない、不倫のけいけんあるなしなど
今までの経験というかキャリアにより感じ方がまったく違うと思いました
つまりこういう人間関係を紐解く小説の感想はとても難しいということであります。
文章に無理がなく男女のどろどろしたものかと思うとすっとほぐれたり
ワインでいえばライトボディの赤てなところでしょうか
筋立てはいずこがよまれても面白いです
でも『この胸に深々と突き刺さる矢を抜け』 の方が断然良かったな。
ちなみに作者はこの出版社の編集者でありました

本日発売の新年号
表紙を描かれる画家が変わりましたね 松村公嗣氏
題は「どんと」お正月あとの行事、いい雰囲気醸し出ています
1月号は読者が正月寝転んで読める良い企画が特に多いと感じます
スナックでのビール小瓶と同額で一ヶ月楽しめる、何と本はお安いんでしょう
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